ご挨拶
しゃぶしゃぶ酒屋しの平 店主 篠原綱平
「しゃぶしゃぶ酒屋 しの平」とは……ご挨拶に代えて
当店には、お客様から多くいただくご質問が二つあります。
一つ目は、なぜ「しの平」という店名なのか、というご質問です。
それは、店主である篠原綱平(しのはら・こうへい)が、まだ右も左も分からない新米の駆け出しのころ、当時の上司から呼ばれていたあだ名である「しの平」を店名にすることで、お客様から「しの平」とお呼びいただく度に、初心を思い出せるように、との願いに起因しています。
そして、二つ目は、なぜ「しゃぶしゃぶ酒屋」なのか、というご質問です。
肉料理の中でも、しゃぶしゃぶは、「お肉本来の旨味を実感することができる」と考えています。
そうしたお肉の繊細な風味や触感、余韻までご堪能していただきたいという店主の思いから、お客様ご自身のペースでじっくりと味わい、お好きなお酒とのマリアージュをお楽しみいただける、一人一鍋のプライベートしゃぶしゃぶを考案し、ご提供しております。
だしへのこだわり
また、吟味した最高のお肉の味を引き出すためにこだわっているのは、「しゃぶしゃぶ鍋の中のだし」とお肉を召し上がるときの「つけだれのだし」です。
「しゃぶしゃぶ鍋の中のだし」は、〈羅臼昆布〉をベースにしながら、そこに、考慮に考慮を重ねて独自の配合を施した調味料を加えています。お肉と野菜をしゃぶしゃぶするときに、素材をしっかりと支える〈オリジナルの昆布だし〉です。
そして、「つけだれのだし」は、山形県の飛島周辺であがる〈焼きあご〉から取っただしに、数種類のだしを独自の方法でブレンドして作っています。「だし」 は、お肉の旨味を感じる最高の瞬間を演出する基本です。
そして、食にとっての基本であるからこそ、特にこだわって、
大切にご提供しております。
たのしい食のストーリー
来店くださった際には是非、しゃぶしゃぶの前に、前菜、天ぷら、一品料理をお楽しみください。
しゃぶしゃぶがメインとはいえ、前菜で使用する魚介類などの仕入れにも、力を入れております。
というのも、メインまでの料理のストーリーも、とても重要だと考えているからです。
【本日おすすめ】にある、魚介類の前菜や野菜の温菜で、楽しいお食事の幕開けをしていただけると光栄です。
お客様と生産者との架け橋
飲食業界で生きる私たちの役割の一つは、生産者の方々
やそれに関わる多くの人々の情熱を、お客様にお伝えすることである、と考えています。
そうした情熱を、ご来店いただくお客様へつなぐ「架け橋」になれるよう、日々研鑽してまいります。